東京海上HD(8766)取得検討:3年修行、初回利回り14%超。いつ買う?

株主優待

概要

損害保険を中心に国内外で保険事業を展開する東京海上ホールディングス(8766)が、1株を15株にする株式分割と、株主優待の新設を発表しました。

現在の株式を7株購入すれば分割後は105株になり、優待の対象となる100株を超えられます。

ただし、優待を受け取るには3年以上の継続保有が必要です。株式分割ともらえるまでの期間も考慮して、利回りと買うタイミングを考えます。

株主優待の説明

権利月3月
条件100株以上を3年以上継続保有
優待内容電子マネー等
優待額初回:7,500円
2回目以降:2,500円
想定取得金額51,856円
※2026/8/25終値7,408円×7株で計算
年間優待利回り初回:14.46%
2回目以降:4.82%

最新の株主優待情報は企業公式IRでご確認ください。

IR情報 | 東京海上ホールディングス
適時適切で透明性の高い情報開示は、東京海上グループのコミットメントのひとつです。

株式分割および株主優待制度の導入について

 

初回が破格なのは言うまでもないですが、2回目以降でも高い利回りを維持しています。

既存の長期株主にとっては文句なしの優待に見える一方、優待導入をきっかけに新規取得する人にとっては3年保有の条件が重いです。

もらえるまでの期間を考慮した利回り

優待制度は2027/3/31を初回の基準日として開始され、新規取得する場合は2030/3/31が初回権利確定になります。

2026/8/26に7,408円×7株=51,856円で購入し、優待が手元に届くのを2030/6/30と仮定すると、待ち時間は1,404日、年率換算の優待利回りは約3.76%になります。

計算方法利回り
待ち時間を考慮しない初回優待利回り14.46%
2030/6/30受領と仮定した場合年率換算3.76%
株主優待の利回り計算ツール|もらえるまでの「待ち時間」も計算に入れてみた
概要取得日から優待を受け取るまでの「待ち時間」を考慮した優待利回りを計算するツールを作りました。株主優待を新しく取得するとき、最初の優待を3か月後にもらえる場合と1年以上待つ場合では、資金効率は異なるはずです。額面の優待利回りだけでなく、「…

初回は7,500円相当と豪華ですが、受け取るまでの時間を含めると、見た目ほど突出した利回りではない、というのは考慮しておくべきでしょう。

購入検討

ありだと思います

初回優待までの期間が長いのはネックですが、2回目以降も高い利回りが期待できる点は魅力。

長期保有を推奨するための優待のようなので、短期間で廃止になるリスクも少ないと見ています。会社としての長期計画「Aspiration 2035」との兼ね合いもあるので、少なくとも2035年までは継続されるのではと考えています。

購入タイミング

購入するタイミングとして、10月の株式分割、NISA枠が復活する1月がポイントになると考えられます。

現状の株価から15分割されると、株価は500円ほどになる見込みです。

IRにも記載されているとおり、分割によって単価を下げることで、個人投資家の買いを増やす効果が期待されています。東京海上HDは配当利回りも3%ほどあるので、NISA枠が復活する年明けに購入される可能性が高そうです。

一方、優待新設を材料に株価が先に上昇した反動で、分割後に調整する可能性もあります。現行の100株ホルダーが、15分割されたあとの1,400株を売るケースもありそうです。

似たような株式分割の事例として、2023年7月に25分割したNTTは、分割後の1ヶ月で-4.5%下落しています。2分割、3分割ならともかく、15分割はかなり細かくなるので、NTTのような動きになるのではと疑っています。

私の結論

分割後の購入を検討しようと思います。理由は以下のとおり。

  • 分割後に下落しそうな気がする
  • 分割から権利日まで半年近くの猶予がある
  • 長女の口座に9月権利の配当が入ったあとの買い先にちょうどよさそう

9月権利の配当が入金されたあと、かつNISA枠復活前の、12月中旬~下旬で購入できればと思っています。その時の株価がどうなっているかはわかりませんけどね。

銘柄解説

by 株価チャート「ストチャ」

東京海上ホールディングス(株)【8766】:株価・株式情報(夜間PTS含む) – Yahoo!ファイナンス

東京海上ホールディングスは、東京海上日動火災保険を中心に、国内損害保険、国内生命保険、海外保険などを展開する保険グループです。

2027年3月期は1株あたり245円の年間配当を予想しており、2026/8/25終値での予想配当利回りは約3.31%です。今回の優待新設だけでなく、配当や本業の成長を含めて長期保有を検討したい銘柄です。

3年以上保有しなければ何ももらえないため、短期間で優待だけを回収する銘柄ではありません。会社側も、長期的に保有する株主を増やすことを優待導入の目的として挙げています。

所感

大和ハウス工業と同様、株式分割と株主優待が絡むパターンでした。

大和ハウス工業(1925):50株を新規取得、株式分割で単元化予定
概要住宅・賃貸住宅・商業施設・物流施設など幅広い事業を展開する大和ハウス工業(1925)を、新たに50株取得しました。今回は単元株を購入するのではなく、SBI証券のS株で端株を少しずつ買い集めて50株まで到達。2026年9月末を基準日に1株…

大和ハウス工業は分割前に買いましたが、今回は分割後まで見守る予定。15分割は、ちょっとやりすぎ感がありますね。

初回優待利回りは驚異の14%ですが、新規取得の場合は4年弱待たされることを考えると、実質の利回りはだいぶ落ち着いた値になりました。昨日公開した利回り計算ツールが早速活躍してくれてちょっとうれしい。

保険を買うより、保険屋の株を買う方が安心っていう世界線。

 


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本記事は記事作成時点の情報をもとに作成しています。株主優待の内容や株価、業績等は変更される場合がありますので、最新の情報は各社の公式サイト・IR資料等をご確認ください。

本記事は特定の銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。

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