概要
私のスマホ代は、留守番電話込みで約540円/月が基本です。実際の通信料は17ヶ月で10,170円、月換算で約598円でした。
使っているのはpovo2.0。少量のデータを長期間使えるトッピングと、ローソンなどでもらえる無料データを組み合わせています。
この価格に抑えるためには、安いプランを探すことよりも、自分の価値観を深く理解し、外で通信しなくても問題なく楽しめる方法を考えることが重要だと気づかされました。
※金額は税込。月額はデータ購入代金・通話料などを月割りした目安で、端末代・自宅回線代は含みません。
前提:自宅に別回線があり、外出と電話が少ない
この運用が成立するのは、私の生活が次の条件に合っているからです。
- 自宅に別のインターネット回線がある
- 外出する機会が少ない(在宅勤務中心)
- 電話をかける機会が少ない
自宅では別のインターネット回線を使えるので、スマホ回線の出番は外出中だけ。さらに、連絡や電話も少なければ、大容量のデータや通話定額を契約しても持て余します。
家で使う通信もスマホ回線でまかなう人、外でスマホを使う機会が多い人、通話を多く使う人には、別の選び方が合うと思います。あくまでも、私の生活スタイルに合わせたスマホ代の減らし方であることをご承知おきください。
基本料金:月540円程度
スマホ代というと、毎月決まった金額を払うサブスク契約を想像しがちです。
私も以前はUQ mobileの1GB/月のプランを契約していました。それでも月1,800円程度で高くはなかったんですが、データ通信については完全に持て余しており、もっと料金を下げられないか考えた結果、povoに移行しました。
スマホ代を圧縮したいのであれば、まず「スマホ代=月額支払い」という暗黙の了解を捨てるべきです。
現在はpovoを使って、必要なときに必要なデータを買う運用にしています。長期間使える低容量のデータをベースに、通信が増えるタイミングだけ短期間使えるデータを追加購入する方式です。

データ通信1GB(180日間):月210円程
基本にしているのは、povoの「1GB(180日間)」1,260円。
180日を約6か月と考えると、月210円程度です。
これはあくまでも「サブスク的に支払っている金額」です。後述するとおり、無料でデータ容量をもらったり、追加でスポット購入するケースもあります。
なお、現在は2025年10月に期間限定で販売されていた「1GB(365日間)」1,800円を利用しています。このプランだとデータ通信を月150円にまで圧縮できますが、2025年10月以降は販売されていません。復活希望。
【期間限定】データ追加1GB(365日間) | 基本料ゼロから始めるau回線のスマホプラン【公式】povo2.0
この「1GB/年 生活」、2026年10月末で完走する予定です。あと半月あまりという段階で、残りは0.04GB。なかなかシビアです。

留守番電話:月330円
これに、留守番電話サービス(月330円)を追加しています。
着信に出られなかったときに、用件を確認してから折り返すか判断したいので。月330円は、その判断をしやすくするための費用と捉えています。なお、伝言の再生には別途通話料がかかる場合があります。
留守番電話サービス | 基本料ゼロから始めるau回線のスマホプラン【公式】povo2.0
私の基本構成では、留守電込みで月540円程度になります。
| 項目 | 月平均の目安 | 年間の目安 |
|---|---|---|
| 1GB(180日間)を年2回購入 | 210円 | 2,520円 |
| 留守番電話サービス | 330円 | 3,960円 |
| 合計 | 540円 | 6,480円 |
データ容量の追加戦略
外出時は0.1GBもらう(月10回まで)
出社や出かける日は、「povo Data Oasis」を使って無料のデータ容量(0.1GB)をもらっています。
「povo Data Oasis」は、対象スポットで位置情報を確認することで、データ容量を無料でチャージできるサービスです。
povo Data Oasis | サービス詳細 | 基本料ゼロから始めるau回線のスマホプラン【公式】povo2.0
対象スポットは、全国のローソンや関東の私鉄駅。商品を買うことが条件ではないので、チャージのために買い物をしたり電車に乗ったりする必要はありません。ローソンには入ってすらいないです。
現在の公式案内では、1回0.1GB(24時間)、1日1回(0:00にリセット)、月10回まで。月最大1GBを無料でもらえます。チャージしたデータの有効期間については、「購入完了時刻から24時間の経過毎に1日として取り扱います。」とあります。
データの利用期限がわかりにくいんですが、チャージした日の翌日の23:59までと考えて問題ないかと思います。つまり、土曜日の午前中にチャージした場合、日曜日の23:59まで使えます。
ローソンや関東の私鉄駅が生活圏にあるなら、これはもう実質2日間使える0.1GBが10回もらえるといっていいでしょう。
注意点として、チャージしたデータの残量と期限はアプリで確認できますが、今月何回利用したかは確認できません。月10回までなので、使うタイミングのコントロールは必要です。
私も月末近くにチャージしようとしたら、月10回上限に達しているとメッセージが出てきてチャージできなかったことがあります。それ以来、チャージしたらGoogleカレンダーに記録するようにして回数を把握できるようにしています。
旅行などでデータを使う日は、追加購入
旅行など、いつもより通信が増える日は、必要なデータを買い足します。
普段の利用のために大容量を契約し続けるより、使うタイミングで追加する方が合理的です。「1GB(7日間)」390円や、「データ使い放題(24時間)」330円がメインです。
ただ、追加購入しても意外と持て余すことが多いですね… 旅行の際はそもそもスマホで動画見るとかするわけないですし、ホテルではWi-Fiが使えるケースが多いので。
ディズニーシーに行ったときは、データ使い放題24時間を購入しました。しかし、テーマパークのような人が集まる場所ではpovoなどの格安SIMは通信が遅いようで、ディズニー公式アプリは思うように使えませんでした。
スマホがなくてもなんとかなるように、必要な情報は事前に用意しておくなどの準備は必要です。
17ヶ月実績:598円/月
2025年5月にpovoに乗り換え、2026年9月末までの通信料を計算してみたところ、17ヶ月で10,170円、月換算で約598円でした。
| 支払内容 | 単価 | 回数 | 支払額 |
|---|---|---|---|
| 1GB(180日間) | 1,260円 | 1回 | 1,260円 |
| 1GB(365日間) | 1,800円 | 1回 | 1,800円 |
| 留守番電話 | 330円 | 17か月 | 5,610円 |
| 1GB(7日間) | 390円 | 3回 | 1,170円 |
| データ使い放題(24時間) | 330円 | 1回 | 330円 |
| 合計 | 10,170円 |
説明してきたような体制で、スマホの通信料をかなり削減できていることがわかるかと思います。
ちなみに、povoを運営する KDDI(9433) の配当は、2026年3月期は1株80円でした。株主優待がもらえる200株を保有していれば年間で16,000円の配当が受け取れ、上記の通信料を余裕でカバーできます。スマホにお金払うより、通信会社の株を買っとけって話です。
ただ、そんなに少ないデータ通信量でちゃんと生活できるのか、と疑問に思った方も少なくないと思います。次項から、私が実践する「少ないデータ通信量でも満足に生活するための戦術」を紹介していきます。
外出時通信の削減戦術
通信料の節約のためには、料金プランを工夫するよりも、まずは「外で通信する理由」を減らすことが重要だと考えています。
「外で通信する理由」を大別すると、「リアルタイムに必要な通信」と「暇つぶし」の2種類です。
外出前の準備と、暇な時間の過ごし方を変えることで、これらに対応しています。
地図・乗換 →事前にスクリーンショット
外出時は地図や電車の乗換情報を確認する必要があります。はじめて行く場所であればなおさら。
地図や電車の経路は、自宅で確認してスクリーンショットを保存しておきます。
基本的にはそのスクリーンショットを確認して行動し、現在地がわからなくなったときや予定が変わったときなどにアプリを使えば十分です。
逆に、現地の案内図などだけを頼りに、スマホを見ずにぶらぶらするのも悪くないですね。スマホの地図で最短ルートを行くことだけが正解ではありませんから。
メモ →スマホローカルに保存
必要なメモも、外出前にスマホ内へ保存します。クラウドに置いてあるデータは、開くときに通信が必要になる場合があります。
お店の予約情報や住所なども含め、外で必要になるものを、家のWi-Fiで準備しておく。これだけでも、外出先での通信は減らせます。
外出時の気づきをスマホにメモすることがありますが、その際もNotionに直接書くのではなく、いったんスマホのローカルアプリにメモしています。インターネット接続が必要なNotionよりも動作が軽いです。家に帰ったあとで、ローカルのメモからNotionにコピーしています。
動画 →本を持ち歩け
電車や飲食店での暇つぶしとして、スマホでの動画視聴は一般的になりましたね。
動画配信サービスは、データ通信を食いつぶす最大のコンテンツです。povo Data Oasisでもらえる0.1GBなんて、動画1本見たら吹き飛ぶ量です。もちろん私も動画は見ますが、必ず家のインターネット環境で見ています。
外出時の暇つぶしには、本を1冊持ち歩けばいいんです。待ち時間にも電車の中でも読めます。何冊も持ち歩く必要はなく、1冊なら大した重さではありません。通信量はゼロ、図書館で借りておけば実質無料。
その場でおすすめされた動画を次々に見るより、自分で選んだ本を読む時間の方が豊かだと思いませんか?
音楽 →CDから取り込んでおく
音楽は、CDから取り込んだものをスマホに入れておきます。
音楽配信サービスも当たり前になりましたが、今の気分に合う曲を聴くために、果たして1億曲も必要でしょうか。私なら、気に入ったCDが3枚あれば十分です。
選べる曲が無限にあると、聴く曲を探す時間も増えます。持っている曲を聴き直して、「この曲、今の気分に合うな」と思えるのも楽しいものです。
暇な時間 →現実に目を向けて想像を楽しむ
そもそも、スマホを開かなくても、楽しもうと思えばいくらでも楽しめます。
電車の中なら、車窓を眺めたり、車内の様子に目を向けたりする。スマホを使う人の指や目線の動きから、「ゲームかな」「文章を書いているのかな」と想像するだけでも、ちょっとした娯楽になります。
広告を見たら、どんな人・どんな欲求をターゲットにしていて、どんな関係者がいてどういった利益構造なのか、と考えると頭のトレーニングになります。
飲食店に入ったら、席数を数えて、客の入り具合や客単価を推測し、1日の売上を推定する遊びができます。従業員の人数やアルバイトの時給から人件費を推測すれば、利益がどのくらいかまで考えられます。
あと最近のオススメは、道路上のマンホールの配置から地下の水道管網を想像することですね。
いつでもスマホが使える環境は、自分で娯楽を作り出す能力を奪っていると感じます。目の前には案外いろいろなものがあり、その情報から裏側を想像することで、無限に楽しめるんです。
スマホ画面だけを見て、「作られた娯楽」を浴び続けていたら、見えないものを想像するおもしろさには気づけません。
povo以外のキャリア
このように「外で通信する理由」をつぶしていけば、低容量でも問題なく生活できることがわかるかと思います。
次に、povo以外の通信キャリアを利用した、低容量プランの選択肢について考察していきます。
日本通信:月620円で1GB
比較相手として気になっているのが、日本通信SIMの「合理的シンプル290プラン」です。

月290円で1GBのデータ通信が可能。留守番電話サービスはpovoと同じ330円/月で、それを加えると月620円になります。
| 比較項目 | povoの基本構成 | 日本通信SIM |
|---|---|---|
| データ容量 | 1GB/180日 | 1GB/月 |
| データ代・基本料 | 月平均約210円 | 月290円 |
| 留守番電話 | 月330円 | 月330円 |
| 合計 | 月平均約540円 | 月620円 |
基本構成の差額は月80円、年間960円程度。その差額で毎月1GB使えるなら、日本通信はかなり有力な選択肢です。
外で極力通信しない生活ができていれば、正直、月1GBで十分だと思います。旅行時の追加購入まで含めると、日本通信の方が安く済む可能性もあります。
楽天モバイル:株主優待で音声通話+月30GB
もうひとつの選択肢として、楽天グループ(4755)の株主優待を利用する戦略が考えられます。

楽天グループの株主優待は、100株以上の対象株主に、音声通話+月30GBの回線を6か月無料で提供するもの。継続保有の条件を満たすと、さらに6か月延長されます。専用の「Rakuten Link Office」を使えば、対象の国内通話も無料です。
通信料をすべてまかなえる破格の株主優待ではありますが、注意点もあります。
- 株を購入する初期投資として7万円程度必要
- 株主優待廃止・改悪リスク
- au回線のローミング提供の縮小により、地域によっては通信品質が悪くなる可能性
- デュアルSIMの場合、都度切替の手間が発生
優待廃止になったとしても即終了にはならないでしょうが、スマホの通信をこの株主優待に完全依存するのはリスクが高いと考えています。
povoか日本通信をベースに、デュアルSIMで楽天モバイルを追加するのが最適解なのではと思います。私の場合は、日本通信の1GB/月があれば、楽天モバイルなしでもいいですかね。
- povo+楽天モバイル(優待)
- 日本通信
日本通信に乗り換える方が運用はシンプルになりますが、povoの運営元であるKDDIの株主であること、楽天グループの株主優待を活用すること自体がネタになりそうなことから、引き続きpovoを使っていこうと思います。
まとめ
スマホ代を固定費ではなく変動費に
povoを利用するようになってから、スマホ代を毎月一定額を支払う「固定費」ではなく、必要なときに追加で支払う「変動費」として捉え直すことになりました。
その結果、いつでもインターネットの海に飛び込める状態から、自分で用意したものを楽しむ生活へとシフトしています。
スマホの画面の先には、目新しいものがいくらでもあります。動画、ニュース、SNS。報酬の予感を与えてくれそうなものが、次々に流れてきます。
でも、気分を満たす方法はスマホだけではありません。
好きな音楽を入れておく。読みたい本を持っていく。必要な情報を保存しておく。自分を満たしてくれるものを正しく理解し、事前に選んで準備しておけばいいんです。
節約とは、自分に必要なものと量を知ること
私にとっての節約とは、今の自分に必要なもの・必要な量を知ることなのだと感じました。
便利だからと全部そろえると、使わない容量や、持て余す選択肢にもお金を払い続けることになります。準備する手間を少し引き受ければ、少ない通信量でも暮らせる。私は、その方が納得できます。
10月末まで、残り0.04GB。無料データも活用して、これで乗り切るつもりです。

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